植物の生命力に脱帽

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、森羅万象の中から創られているので、知識の幅と深さがある人ほど有利になります。

要は学問の知識も必要ですが、雑学的な面白そうな事象を多く記憶するのもクイズに強くなるコツの一つです。

例えば、世界一日本一と呼ばれる事象を良く記憶すれば「雑学が得意」のように得意分野が出来ます。

当然ながら、得意分野は多ければ多いほど有利に勝ち進む事が可能になります。

第11回のバッドランドで、次のような雑学問題が出されていましたがお判りでしょうか?

問・有史以前の植物と言われ、樹齢三〇〇〇年のものもあるアメリカ杉と言えば何?

答・セコイア

解説 ヨセミテ渓谷に有るのが有名で、高さ六〇メートル・根元の直径一〇メートルの樹木も珍しくありません。

杉の寿命は長いらしく、建築材として多用されていますね。真っ直ぐ天に向かって伸びるので、建材向きと言えるようです。

セコイア杉には敵いませんが、わが国にも大木の杉がありますね。ご存知、九州・屋久島の「屋久杉」です。

同じでも千年を超える杉を「屋久杉」と呼ぶそうで、抗菌性が強く耐久性があるため、建築材や造船材として開発されました。

中世の時代、豊臣秀吉の命で乱獲され本土に運ばれて、多くの神社や寺院の建材として使われたとの歴史があります。

現代で最古の屋久杉は「大王杉」と呼ばれ、放射性炭素年代測定法で計測し、推定の樹齢は三〇〇〇年以上と測定されています。

本日の裏話は、有史以前の植物のクイズ問題に端を発し、驚くべき長生きの樹木のお話でした。

同じ種類の魚でも、イナダ→ワラサ→ブリのように成長によって呼び名が変わる「出世魚」がありますね。

植物にも成長によって、呼び名が変わるものがあり、屋久島では杉を若い内は「小杉」と呼ぶそうです。

やがて成長して老木となり、樹齢が一〇〇〇年を超えるとようやく「屋久杉」となります。

その中で一番のご老体を「大王杉」の呼称で崇められるのだそうですが、御年三〇〇〇歳以上!

天皇家の歴史を上回る年代で植物の生命力の凄さに仰天です~。人間も高齢化社会ですが、杉の木の足元にも及びませんね~。

 

 

 

 

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