アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題の中には、歴史の分類がありそれも日本史と世界史がありました。
歴史は義務教育でも、主な出来事は学習しますが、それを記憶に留めるか、スルーして忘れ去っているかで勝敗が分かれます。
特に日本史の場合は、わずか2,000年くらいの年表に時代が分けられ、それぞれの年代の主な出来事が記されています。
そんな中から、日本人にとって重要な出来事が「何時の時代か?」を問う基本的なクイズ問題がありました。
第8回のグアムで行われた「時差ボケ調整・暁の奇襲作戦、敗者たらい回しクイズ」で出されていました。
問・日本で稲作が始められたのは何時代?
答・弥生時代
解説 弥生時代とは、数千年続いた縄文時代の後で、今から1,700年~2,000年くらい前の時代です。
この時代の特色は、中国大陸や朝鮮半島との往来が始まり、数々の技術や文化が入って来たのです。
それまでの縄文時代は、野山を走り回って木の実や動物を捕えて食事にしていた原始人に近い生活でした。
そこへ、野菜や稲を育てる農耕の技術が大陸から伝えられ、人々の生活が大きく変化したのです。
住民達が一か所に棲み付き、家の周囲で食料が調達できるようになったのですから、革命的と言えるでしょう。
日本の歴史を記した書物は二冊存在します。
日本で一番古い歴史書は「日本書紀」ですが、同じ古い歴史書にもう一つ「古事記」があります。
二つの歴史書の違いは「日本書紀」は国の歴史書。対する「古事記」は天皇家の私的な歴史書と位置付けられています。
共に神話から始まり、数々の神様が登場するなど物語としても興味の持てる話が多いのが特色と言えるでしょう。
正式に文字で編纂されたのは「日本書紀」が720年。古事記は712年なので、凡そ1,300年前に書かれた歴史書になります。
中国は3,000年の歴史と言い、既に孔子や孟子などの学者が学説を唱えていたのですから、脱帽としか言えません。
文字そのものも、中国から入って来たわけで、歴史の勝負ではとても敵う相手ではありません。
とは言え、現代は科学万能の時代です。世界は「対話」で政治も経済も成り立っているのです。
中国の我がままは何時まで続くのか? 目が離せないのが困った大国でもあります。
本日の裏話は、日本の始まりである古い歴史のクイズ問題から、お隣の「中国の歴史」との対比になってしまいました。
中国は歴史も古く、人口は13憶4,900万人で世界第一位。対する日本は10分の1にも及ばない1億2,653万人。
お隣の国・中国は歴史も長く、国土も広く、人口は我が国の10倍以上も多い大きな国なのですよ。
大物らしく、小さな島国の我が国にあんまりの無理難題を押し付けないでください。国賓として今年は来日するんでしょ~。