アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、答えを聞いた人が「そうなんだ!」と楽しい気分を味わえる問題を理想としていました。
所謂、知って得をする情報で、知識が増えた満足感が味わえる訳ですね。
最近のテレビ番組でも、雑学の勉強をするようなコーナーや番組が増えています。
何時の時代も、視聴者は知識欲が旺盛なので、我々のクイズ番組と企画意図が似ているように思います。
知識欲の中に、言葉の意味を探ると新しい発見が見えて来て、これも面白い作業です。
第4回のグアムの○×問題で、次のような問題がありました。
問・アミダクジと阿弥陀様は何の関係もない?
答・×
解説 アミダクジは昔からある、クジの方式で日本人なら誰でも知っている言葉ですね。
でも、なんで仏様の阿弥陀という名前が付いているのだろう? との疑問が湧いて来ます。
この問題は、当初「アミダクジは阿弥陀如来に願えば当たるので、この名が付いた」という問題でした。
原文では、ほとんどの人が〇を選び正解してしまうだろうと予想しました。
でも、真実は別の意味だったので、問題文を変え正解を×として採用となったのです。
アミダクジと阿弥陀様は関係が深いのです。その理由は以下の通りです。
アミダクジの図形が、阿弥陀様の後光に似ているので、自然発生的に名付けられたというのが語源なのです。
日本は仏教国だっただけに、仏教から派生した言葉が沢山あり、クイズ問題に採用される例も多いのです。
本日は知って面白い雑学の一つをご紹介しました。