日光東照宮の今は?

アメリカ横断ウルトラクイズの問題を振り返ると、普遍的な常識問題が数多く出題されています。

では、その常識的な知識は、今も変わらずに守られているのでしょうか?

そんな疑問が湧いてきたので、調べたところ普遍的な常識だけに変わることなく現代でも、通用する事が解りました。

第13回のボルチモアの準決勝戦、これはウルトラクイズ史上に残る大熱戦でしたが、その中の問題です。

問・「見もせずに語るな」という諺。西洋では「ナポリを見て死ね」。では日本では何という?

答・日光を見ないうちは結構というな

解説 ナポリの風光の美しさを見ずに死んでしまっては、生きていた甲斐が無い。ナポリ湾一帯の美しさを強調したイタリアの諺です。

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ナポリはイタリア人にとっては、それだけ自慢が出来る、誇り高い景色なのでしょうね。

同じように、日本の江戸時代に建立された日光の東照宮も、当時の日本の名工が腕を競って創った最高の美術建造物と言えます。

江戸っ子達は日光と結構をかけた洒落言葉で、日光を見ずして結構というな、の諺を作ったのでした。

イタリア人も日本人も、共に愛国心を込めて世界に向かって、この諺を広めたいのでしょうね。

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折しも東照宮は「平成の大修理」と題して改修を行い、昨年中に修復が完了して、観光客を楽しませています。

永年の汚れを洗い流し、ピカピカに輝きを増して、皆さんを待っている状態です。

改めて提言!日光を見ずして結構と言うなかれ!ですよ。

動物の習性は面白い

アメリカ横断ウルトラクイズの問題を読み返すと、一般常識と呼ばれる知識が多く出題されており、改めて考えさせられる事があります。

一般常識なので、誰でも知っている知識ですが、解説を読むと新たな情報が得られ「なーるほど!」と納得させられます。

第5回のハワイで、次の問題がありました。

問・「ネコにマタタビ」と言うが、ライオンにマタタビをやるとやっぱり喜ぶ。〇か✖か?

答・〇

解説 猫に限らず、ネコ科の動物(虎、ピューマ、ジャガー、彪など)はみんなマタタビに反応すると考えられていました。

しかし、実験の結果ジャガー以外はマタタビに反応し、興奮状態、泥酔状態になったと言われます。

ジャガーは同類のへそ曲がりなのですかね?

特にライオンは、猫以上に喜んで興奮したと記録されていました。

と、いって動物たちはマタタビを食べる訳ではありません。マタタビの香りに興奮し、身体をこすり付ける動作を繰り返すようです。

猫にマタタビは、昔から伝わる言葉で、江戸時代には「猫にマタタビ、女郎に小判」との諺がありました。

これは大好物の例えで、相手の機嫌を取るのに一番効果のある品物並べた江戸っ子達の洒落言葉だったのでしょう。

処で、マタタビとは日本では北海道、九州、四国など全国各地の山地に分布し、学問的にはマタタビ科、ツバキ目に属する植物です。

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食用としては、美味でないためあまり使われる事はありませんが、薬用には利用されていたとも伝えられています。

いずれにしても猫が喜ぶほど、人間には役に立たなかった植物でした。

幻の未確認動物(UMA)はどうなった?

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題を読み返すと、時々面白い事を発見します。

第13回は30年前の放送でしたが、オーストラリアのクイーンズタウンで次の問題がありました。

問・岐阜県東白川村で行われた捕獲大作戦で、賞金までかけられた幻の動物は?

答・ツチノコ

解説 賞金100万円がかけられ、全国から夢を追い求める老若男女がわんさか訪れました。

実は、その年に白川村でツチノコらしき不思議な生物を見たとの目撃者が現れ、村おこしをかねて捕獲作戦を実施したのです。

しかし、残念ながら幻の生物は現れず、この大作戦も幻に終わってしまったのでした。

その後30年の現在まで、ツチノコは日本全国に現れていません。そもそもツチノコとは一体何者なのか?

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鎚に似た形態の胴が太い蛇に似た生き物で、未確認動物(UMA)の一つと言われます。

昔から、北海道と南西諸島を除く日本各地で目撃例があったとされる不思議な生き物です。

そのような生物が日本中にいるとされながら、見た人はいても映像には残されず、捕まえた人もいないのです。

現代のミステリーとして、実に夢がありますねえ。そのうちにツチノコを撮ったゾ、との映像がネット上に現れるかも?

でも、映像のトリック、なーんてのはだめですよ。本物の世紀のスクープを見たいもの、これぞ今年の夢ですね。

 

プロ野球の人気スター

アメリカ横断ウルト・ラクイズの問題を振り返ると、何時の時代にも通用する問題に出会う事があり、懐かしく感じます。

最近はスポーツ選手の話題が多く、中でも人気の高いプロ野球が脚光を浴びていますね。

大谷翔平選手のメジャーリーグ入り、高校球児の怪物的存在、来宮幸太郎選手のキャンプインなど、スポーツニュースのトップを飾る情報です。

そんな中で、日本のプロ野球史上のベストナインを選ぶとの番組があり、全国のファン投票と、プロ野球OBが参加するバラエティー番組がありました。

各時代に活躍したスターは多勢いますが、日本記録保持者となると数が絞られてきます。

ウルトラ・クイズでもプロ野球の問題は良く出ますが、何時でも通用するとなると、限られてきます。

第11回の後楽園球場で、次のような問題がありました。

問・プロ野球の鉄人・衣笠選手。入団当時、鉄人28号の28番だった。〇か✖か?

答・〇

解説 昭和39年に広島カープに入団した時は捕手で、背番号は28でした。

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と、いうのは前年の全国高等学校野球選手権では、平安高校の捕手として活躍、認められて広島に入団したのです。

横山光輝の漫画「鉄人28号」から彼のタフぶりをダブらせたニックネームですが、それにピッタリな働きぶりでした。

その後、野手に転向。背番号も3に変更。この番号は広島カープの永久欠番になっています。

1,987年には2,215試合に連続出場し日本記録を達成、鉄人のニックネームが同年の流行語大賞を受けています。

その年には国民栄誉賞も受け、伝説的な野球選手になっています。

プロのスポーツも、サッカー、バスケットなど種目は増えていますが、プロ野球は戦後の復興と合わせて、永い間ファンを楽しませてくれました。

プロ野球と聞いただけで、多くの少年たちは夢を膨らませたものでした。

特に最近は、日本選手のメジャー入りも多く、ワールド・カップなど大会が増えています。

プロ野球は、これからも目が離せないスポーツとして輝いて欲しいものです。

ロマンティックな自然現象も?

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題を振り返って見ると、何時の時代でも通用する普遍的な常識問題が多数見られます。

と、は言えクイズ問題は旬の話題が理想であり、テレビの視聴者の皆さんも旬であるだけに、興味の持ち方が強くなるはずです。

例えば、今年の冬は例年以上に寒さが厳しいと予測されています。雪国では積雪が多く、その影響のニュースが連日報じられていますね。

そんな今年の年頭にピッタリの問題が、第12回のフェアバンクスで出されていました。

問・空気中の細かい氷の結晶が、太陽の光でキラキラと輝く現象を宝石に例えて何という?

答・ダイアモンドダスト

解説 気温がマイナス10℃以下の時に、空気中の水分が凍って起こる自然現象で、スキー場などで時々見られます。

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雪国以外の人達は「ロマンティック、一度は見たい」と感じるでしょうが、逆に雪国では、毎日が除雪の苦労でうんざりする嫌な現象でしょう。

同じ自然現象でも、立場によって、人々の印象が180度真逆の典型的な例と言えるでしょう。

まだ当分寒さは続き、ご苦労の多い事でしょうが、雪国の皆さん頑張って春を待ちましょう。

速いもので、そろそろ寒梅と呼ばれる梅の便りも届いていますよ。