アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題を振り返ると、世の中の歴史を垣間見ることが出来ます。
街の中で良く見る警察官の姿も、時と共に少しづつ変化しておりその姿をクイズ問題に取り上げた事がありました。
第11回、後楽園球場での1次予選での問題でした。
問・日本最初の婦人警官はズボンをはいていた。〇か✖か?
答・〇
解説 明治、大正、昭和の戦前までは、警察官は男性と決まっていました。
犯罪者を取り締まるのは、屈強な男性でなければ無理、との考えだったのでしょうね。
明治維新後、警察官は薩摩の武士階級が多かったとの記録が残っているようです。
処が、戦後は男女同権、女性でも鍛えれば男性顔負けの働きが可能だとの考えが出て来ました。
その結果、昭和21年3月、警視庁は初めて婦人警官を採用し、所轄に配属したのです。
その時の制服は、全てズボンでした。
その後は、世の中の流れに連れてスカート、パンタロン、キャロットなど様々な姿に変化しています。
婦人警官も、街中で住民と接する機会が多いので、当然ながらファッショナブルなスタイルが必要でしょう。
勿論、職業として、若い女性たちが憧れる雰囲気を持つ事が目的でしょう。
最近では、白バイの婦人警官を良く見かけますが、若い女性から見ても「カッコ良い~」と声援が飛びそうです。
本日の裏話は、ファッションの変化として婦人警官の変遷を覗いてみました。
交通違反でも、女性に優しい声で注意された方がホッとしますよね。違反者の立場では、婦警さん大歓迎!と言えそうです。