アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題の中には歴史の分類があり、それは日本史と世界史に分かれていました。
クイズマニアの中には、歴史大好き人間も多く毎回、難問と呼ばれる難しい問題を出しても、正解する強者がいました。
考えて見ると、日本史好きの皆さんにとっては、日本史の原点とも言える問題がありました。
第11回のデビルスタワーで出された次の問題です。
問・魏・呉・蜀の三国のうち、卑弥呼が使いを出したのは何処?
答・魏
解説 この事実は中国の歴史書「魏志倭人伝」に記されている事でも証明されています。
日本国にとっては、歴史的に初めての外交であり、その頃は日本は耶馬大国と呼ばれその指導者は卑弥呼でした。
天皇制が出来る前の弥生時代(2,000年以上前)の話で、現代では耶馬大国が何処に存在したのか諸説論争になっています。
それにしても初代の日本の指導者、卑弥呼とは一体どのような人物だったのでしょう。
要約すると、女性であり「占い」で政治を行っていました。的中率が高いので民衆は従っていたのでしょう。
生涯独身で、男性は弟一人が直接話す事が出来、卑弥呼の意思は弟を介して民衆に伝えられていたといいます。
そのような実力者なので、死後に壮大な墓が作られたとの伝説があり、その場所を巡っても諸説あり研究者の意見は異なります。
要は謎の多い女性で、天照大神と混同して伝える研究者もあり、正に神話の世界に近いかもしれません。
神話では神武天皇が初代の天皇で、日本の天皇制は2,000年もの長い年月続いています。
今上天皇は126代で「令和」との日本独特の年号になりました。国を挙げて喜ぶ年のはずですが台風の多い年でもありました。
本日の裏話は、日本外交の原点のクイズ問題から、日本の歴史2,000年を振り返ってみました。
世界ではローマやエジプトなどの「古代文明」。中国の4,000年の歴史など古さでは敵いません。
でも、現代では日本は小さな島国ながら、世界の先進国の一翼を担った文明国です。
今年はラグビー・ワールドカップ。来年は2度目の東京オリンピック開催国です。
世界中から、外人観光客がドッと押し寄せますが「ジャパン良い国ね~」と言われるよう「おもてなしの精神」忘れないでね~。