名画の秘密です

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、世界中の森羅万象から出されていましたので難問と感じる問題も結構ありました。

しかし、正解が解らなくても「感」を働かせれば勝ち残る事も可能なクイズ形式がありました。

ご存知「○×クイズ」です。特に第一次予選の場合は「感」悪くても他力本願で、数の多い方に付いて走る場合もありました。

「自分を信じて走れ!人の後を追っては後悔するぞ」。MCのトメさんが毎回声を枯らして叫んでいた姿が懐かしいです。

では、その第一次予選での迷う「○×クイズ」を振り返って見ましょう。

第5回、後楽園球場で出された次の問題です。

問・イエス・キリストの「最後の晩餐」はパンと水という質素なものであった。正しいですか?誤りですか?

答・誤り

解説 キリスト教の信者の方なら「簡単」な常識かもしれません。でも、信教の自由の日本では他の宗教の方が多数です。

自分の宗教と異なる宗派には、殆んどの人間が無関心というのが一般的な心情でしょうね。

となると、この問題は雲を掴むような訳の解らない設問の部類に入ってしまいます。

実は、キリスト教ではパンはイエスの身体、葡萄酒はイエスの血と信じられています。

「最後の晩餐」はルネサンスの巨匠レオナルド・ダ・ビンチが教会の食堂に描かれた壁画です。

イエスが十字架に架けられる前、12人の弟子と共に最後の食事会を開いた姿を再現した絵として世界的な名画と言われています。

イエスは葡萄酒をとって「これは多くの人のために流す我が契約の血だ」とマタイ二六章二六節に記されています。

キリスト教の信者にとっては、ワインは有難い存在で、そう言えば世界中で毎日膨大な量が飲まれています。

教祖様の教えとなれば反対も出来ず「毎日遠慮なく飲める」、お酒好きにとっては、実に有難いお酒ですね。

ビール、日本酒ウイスキー、焼酎など他のお酒には、こうした有難い伝説は無いのでしょうかね?

いや、調べれば数多くの伝説がありそうですよ。その証拠に酔っぱらいは勝手な理屈を付けて、一年中飲んでますからね~。

酒は百薬の長といいますが何事もホドホドが良いようで……。

 

探偵小説の推移とは?

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題の中には「文学」との区分があり、日本と世界の文学作品から問題が創られていました。

文学には「古典」から「現代」まで幅が広く、内容も歴史、ミステリーなど幅が広いので知識の豊富さが問われる事になります。

そんな幅広い中から、愛読者の多いミステリー関連の問題が第4回のソルトレークシティーで出されていました。

問・エラリー・クイーンの探偵小説のタイトルでX・Y・Zのあとに共通して付く言葉は?

答・悲劇

解説 エラリー・クイーンはアメリカの推理作家で、フレデリック・ダネイとマンフレッド・ベニントン・リーの二人合作名。

従兄の二人は、探偵小説を書くためにエラリー・クイーンというペンネームを作り作家生活を始めました。

プロットを思い付く天才的な才能と、文章力の優れた二人がそれぞれの役目を果たしながら多くの作品を書きました。

中でも優れていたのは「Yの悲劇」で、日本のミステリー・ファンの人気投票でも常に第一位を独占していました。

また、世界に目を向けるとイギリスの女流作家、アガサ・クリスティーとコナン・ドイルがいますね。

コナン・ドイルはお馴染みのシャーロック・ホームズが探偵として活躍する人気シリーズで愛読者も多い事でしょう。

以上、エラリー・クイーン、アガサ・クリスティー、コナン・ドイルの三名を世界の三大ミステリー作家と称しています。

ミステリーは、以上三名のように謎解きを主体にする作品の他、R・チャンドラーに代表されるハードボイルドもありますね。

こちらは「長いお別れ」(ロング・グッドバイ)が世界的なベスト・セラーで多くの読者を熱狂させました。

一方、日本では松本清張さんが「点と線」で1,957年に登場。本格的な謎解き長編ミステリーのブームが巻き起こりました。

以後、数多くのミステリー作家が誕生し、これらの作品を原作に現在もテレビ・ドラマが続々と作られています。

昭和の時代には、テレビ・ドラマと言えば「水戸黄門」「暴れん坊将軍」「必殺仕掛け人」等の時代劇が中心でした。

それが「平成」「令和」と時代も変わり、テレビ・ドラマの傾向までが変貌してしまったのです。

警視庁の捜査一課、十津川警部が日本国内を移動しながら殺人事件を解決するシリーズ。

或は列車の時刻表を基に考えられたアリバイを崩す、観光地殺人事件など人気シリーズが各テレビ局で花盛りですね。

本日の裏話は、探偵小説のクイズ問題から、テレビ・ドラマの傾向まで、人々の娯楽の変化を追ってしまいました。

とは言え、世の中は便利になりました。昭和の時代劇が懐かしければ、BSやCS放送で専門チャンネルもあります。

何時でも好きな番組が自由に見られます。しかも映画館に通う必要も無いのです。

昔の人が見たら、夢のような時代なのですね~。

昔懐かしい問題です

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、日頃の日常生活の中から出される事も多く、ツイ見過ごす盲点を突く事もあります。

クイズに強い人は、森羅万象の何事に関しても、注意深く観察し記憶する癖がついているようです。

よく見かける状況で、見落とす典型的な問題が第10回のモニュメントバレーで出されていました。

問・水たまりでよく見かけるアメンボ、足は何本?

答・六本

解説 アメンボの足が何本か? これを観察して数える人はおそらく居ないでしょう。でも、解る人は多いはずです。

アメンボが「昆虫」である事を知っていれば、その法則によって足は六本であると正解出来ます。

中学校の理科の勉強で習った事で、義務教育の中で身に付く一般常識の問題だった事が理解出来ますね。

処で、番組が放送されていた昭和の時代は、自然が豊かで田舎は勿論、都会でも池や水たまりがあちこちに見られました。

そんな場所に、アメンボがスイスイと水上を移動していました。また、トンボも日常生活の場で当然のように見かけられました。

そのように振り返ると、この20~30年の間に街の風景は大きく変貌して、ビルやマンションなどコンクリートの建築に変化です。

これは日本だけでなく、お隣の韓国や中国の風景もすっかり変わってしまい、淋しい気分の高齢者も多いでしょうね。

時代と共に、世の中が変化するのは当然の事ながら、最近はスピードが速まった感がありますね。

本日の裏話は、アメンボのクイズ問題から時代の変化にまで話が及んでしまいました。

そこで結論です。人間は「時の流れを早く感じるのは齢を取った証拠」と言われています。

私も若い積りでしたが、人並みに歳をとりました~、です。

 

五本指の持つ意味は?

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題の中には「言葉」という分類があり日本語・外国語に関わらず常識的な設問がありました。

中でも日本語は、同じ事象でありながら異なる表現が多いので、正しい知識を持つと表現力が豊かになります。

誰でも知っていそうな事でも、意外に知られていない盲点もあって、その辺を突いた問題が数多くありました。

第15回のモハーベ砂漠で行われた「ばら撒きクイズ」で、その典型的な問題が出されています。

問・物を欲しがる時の「食指が動く」。この「食指」って何指のこと?

答・人指し指

解説 人間の指は五本で、それぞれに呼び名が付いているのは幼児でも知っている常識です。

右から「親指」「人指し指」「中指」「薬指」「小指」と説明するまでも無く、使い道によって名前が決められています。

小指は見た目で一番小さいので、その通りの命名になったのは自然の流れでしょう。

中には小指を「鼻くそ採り指」と呼びたい人も居そうですが、別の指でほじる場合もあって定着しないのでしょうね。

冗談はさて置き、足の指も手の指に準じて、同じように呼ばれていますが「使い道」とは無関係ですね。

また、手の指には「俗称的」な意味も含まれる事があります。親指を立てれば「親父」「亭主」「彼氏」などを意味します。

逆に「小指」を立てると「恋人」「彼女」などを意味し「これで失敗しました」のコマーシャルが流行語になった事もあります。

本日の裏話は、「指の別称」に関するクイズ問題から、指の効用に関してのお話でした。

そこで結論。男性は「小指」に気を付けないと、家庭や仕事が破壊される事も多いので油断大敵です。

小指の歌も大ヒットしましたね。♬あなたが噛んだ~、小指が痛い~ 小指にはくれぐれもご用心という事ですね~。

地方の名産数々あれど…

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題の中には、日本全国の生活習慣や名物を問う問題が時々出されていました。

最近はSNSで、各地の情報が氾濫するほど出ているので、地方の名産や名物は知っている人も多い事でしょう。

その点、ウルトラクイズが放送されていた時代には、情報も少なく、この種の問題は難問だったのです。

第10回のロサンゼルスで出された、当時の難問をご紹介しましょう。現代の皆さんには解りますかね?

問・磯部揚げの衣に入っているのは青海苔。では、南部揚げの衣に入っているのは何?

答・胡麻(ごま)

解説    岩手県の南部地方は「南部駒」という馬の産地です。その「駒」と「胡麻」をかけて衣に胡麻を混入させたそうです。

衣に胡麻を混ぜて揚げたものを「南部揚げ」と命名し、南部地方の名物が誕生したのだそうです。

「南部揚げ」は他の地方の「揚げ物」と異なり、主体となる材料が豊富なのが特徴です。

鮭、鶏のささ身、太刀魚など、旬の材料を主体にして衣に胡麻を使い揚げればすべて「南部揚げ」になります。

お店によって材料を変え、それぞれの特徴を出し、人気を競っています。香ばしいかおりが酒の肴に抜群とか。

岩手県を訪れる観光客が、SNSで広めているのでこれを楽しみにリピーターも結構多いとの情報もあります。

インターネット時代だけに、レシピも多数ありますので家庭で試してみるのも良いかと思います。

本日の裏話は、地方の名産品のクイズ問題から珍しい「南部揚げ」のご紹介でした。

確かに「胡麻の香り」は芳ばしく、酒好きの方には恰好の情報だったかも知れませんね。

今夜はレシピを調べお宅でも試してみたら如何でしょうか~。