クシャミの意味を探る

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、日本人の一般常識を基本に創られていました。

常識は学校で勉強して知る知識、普段の生活の中で両親や祖父母など人生経験の長い人から伝え聞く知識があります。

第12回のフェアバンクスで、身近な年長者から聞いたであろう常識の典型的な問題がありました。

問・数を使った言葉。「一に褒められ、二に憎まれ、三に惚れられ、四に風邪を引く」。さあ、何の数?

答・くしゃみ

解説 一回のクシャミは誰かに褒められる噂、二回は憎まれている噂、三回は惚れられた、四回は風邪を引いた、の合図です。

クシャミをするなら、一回か三回するように心掛けましょう。二回と四回は絶対に避けなければなりません。

処で、クシャミの基本的な原因は二つあります。①は体温を下げるための生理現象なのです。

人は吸気があっても吐気で体温を保とうとしますが、鼻腔内の体温が下がった時、体温を上げるサインがクシャミなのです。

クシャミの原因。②は、鼻腔内に埃や異物を感じると、体外に排出するための噴出機能が働き、これがクシャミとなります。

毎年話題になる「杉の花粉症」が代表的な例ですね。また、胡椒が鼻腔に入ると、激しいクシャミになるのもご存知の通りです。

また、風邪を引いた時にも体温が上がりますから、「風邪を引いたよ~」と知らせるためにクシャミが出る訳です。

人間の身体は、実に良く出来ているので「神様に感謝」するべきですね。

本日の裏話は、クシャミに関する常識問題から、クシャミの正体を覗いて見ました。

現在は「コロナ騒動」で、外出時にはマスクの着用が世界的に義務化されているので、クシャミの防止には役立っています。

コロナ・ウイルスは全人類の敵ですが、マスクのお蔭でクシャミ防止という意味では、一寸だけ「役」に立っているようです。

役はヤクでもコロナの場合「厄」の文字がピッタリですね~。

 

 

 

 

 

 

和歌は日本の文化で~す

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、日本人の一般常識を基本に創られていました。

一般常識は誰でも知っている知識です。それだけに学校で習った知識の他、日常生活で身に付けた知識も加わります。

と、なると人生経験の長い大人の方が若者よりも知識の蓄積が多いので、有利と言えるでしょうね。

第11回のチチェンイッツアで、常識としてはやや難問と思える問題が有りました。

問・鎌倉時代の女流歌人・阿仏尼が書いた「いざよい日記」。この「いざよい」とはいくつの夜と書く?

答 十六

解説 十六夜日記は、京都から鎌倉までの旅日記で、十六夜の日に出発したので、この名が付けられたそうです。

阿仏尼は、藤原為家の側室で「十六夜日記」は中世の三大紀行文として後世に伝えられています。

三大と称される割には、他の二つ「海道記」「東関紀行」ですが、知名度としてはあまり知られていません。

阿仏尼の鎌倉を目指した旅の目的は、実は家督相続をめぐって夫の為家と対立、幕府へ不満を訴える為だったのです。

処が、旅の途中に書き綴った和歌が素晴らしく、歌人としての名を高めたために「十六夜日記」だけが評価されたのです。

夫婦間の争いは、日本史に関わるほど重要な問題ではないので、和歌の研究者以外は興味を持たなかったのでしょう。

有名な「十六夜日記」には、上記のような番外のエピソードが有りました。

本日の裏話は「十六夜日記」に関するクイズ問題から、あまり知られていない裏話のご紹介でした。

和歌は、日本の貴族から始まった伝統的な文化です。男女共に有名な歌人がいるので、関連のクイズ問題も多数ありました。

「百人一首」をする皆さんは、多くの和歌を諳んじている事でしょうが、そうでない方に取っては難問ですね。

日本人としての、常識は奥が深いのでクイズファンの皆さんは勉強が大変でしょう。

でも、諺に「好きこそものの上手なれ」と言うくらい、楽しみながら知識が増えるのでクイズは有難いゲームですね。

全国のお父さん、お母さんに提案。子供の教育には「クイズ・ファン」になるよう躾ましょう。これが一番でしょ~ね。

金閣寺の面白情報です

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、日本人の一般常識を基本に創られていました。

一般常識の中でも、難易度が有って上、中、下の三段階に分け、クイズのスタートは易しい問題を連続して出していました。

要は、挑戦者の全員が正解出来るように、早押しボタンの競争です。つまり、番組の勢いが付くので視聴者も引き込まれます。

やがて、中程度、難しい問題、とレベルを上げていくのが我々の問題配列のパターンでした。

但し、易しい問題でも誤答する人は出て来ます。問題を読んでいる途中に、先を読んで答る人が居るのです。

そんな時は「最後まで聞いて」とMCの福留さんが、注意をするのですが、毎回こうしたそそっかしい挑戦者がいました。

本題に入ります。日本人の一般常識で難易度の高い典型的な問題をご紹介しましょう。

第10回のアトランタで出された次の問題です。

問・金閣寺を建てた足利義満と義持。その時代の文化を何と言った?

答・北山文化

解説 公家の伝統的な文化を吸収した武家文化で、義満が建てた山荘が京都の北山に有ったので、北山文化と呼ばれていました。

金閣寺は1,397年の建立なので「室町文化」或いは平和な時代の象徴で「元禄時代と勘違い」元禄文化の誤答も予想していました。

この「北山文化」を正解した人は、少なくとも金閣寺に興味を持ち、更なる設問でも正解出来る知識があったでしょうね。

学校の試験のように「金閣寺を作った人は誰?」「造った時代は何時?」のような表面だけの知識では勝てない番組でした。

処で、日本は英語でジャパンと訳されています。この語源は金閣寺にあったのをご存知でしょうか?

あの「東方見聞録」のマルコポーロが中国の東にある島国は「黄金の国」(ジパング)との記事を書いたのです。

彼は日本来たわけでも無いのに、中国人の噂で「金閣寺」の話を聞き日本に金で作られた家があるように大ボラを吹いたのです。

その噂を信じた航海者が、競って日本へやって来たのが室町時代でした。オランダやポルトガル、スペインなどです。

種子島の鉄砲伝来など、西洋の文化が次々と輸入され、戦国時代の戦に飛び道具が加わったのです。

特に、当時の覇者だった織田信長は西洋かぶれで、ワインを愛用したり服装でも洋服を着るなどドラマでお馴染みの姿ですね。

本日の裏話は、金閣寺のクイズ問題から日本(ジャパン)の語源まで、金閣寺に纏わるオモシロ情報のご紹介でした。

日本へやって来る外国人観光客が楽しみにしているのは、フジヤマと、京都と言ったところでしょう。

その京都の目玉と言えば、有名な寺院は数々ありますが一際輝いているのは「金閣寺」ですね。

現在は、国内旅行も難しい時代です。でも「コロナ騒動」が収まった暁には好きな土地で好きな食べ物を遠慮なく食べた~い!

その時にはやっぱり京都は良いですね~。

 

お伽の国の問題です

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、日本人の一般常識を基本に創られていました。

クイズは知識を競うゲームなので、日本の事だけでなく世界の一般常識も知識として蓄えなければ勝ち進む事は出来ません。

挑戦者の皆さんは、自分の知識に自信があるので内外の一般常識は十分に知っているという自信家が多かったですね。

そんな皆さんが、競って早押しボタンを押した世界の常識問題をご紹介しましょう。

第6回のニューオリンズで出された次の問題です。

問・ヨーロッパの小さな国、バチカンは市国。ではモナコは?

答・公国

解説 モナコは世界で二番目に小さい山と海に囲まれた国で、カジノや観光、F1のモナコ・グランプリで有名でした。

当時の君主はレーニエ大公で、一九五六年にハリウッドの人気女優グレース・ケリーと結婚し世界中の注目を集めました。

グレース・ケリーが愛用したハンドバックは「ケリー・バック」と呼ばれ、バックとしては最高級のブランド品になりました。

即ち、世界中の贅沢な女性達が競って購入。そのために価値感が上がり庶民には手の届かない高級品になったのです。

レーニエ大公もグレース王妃も共に故人となりましたが、昭和の時代の夢のような物語でした。

モナコのF1グランプリは、狭い山道と市街地を猛スピードで走り抜けるレースで、ファンなら一度は観戦したい戦いでしょう。

本日の裏話は、世界の小国「モナコ」のクイズ問題で、現代のお伽の国のお話でした。

お伽話では「シンデレラ物語」がありますが、グレース・ケリーは正に二〇世紀のシンデレラ姫と言えるでしょう。

昨年から世の中は「コロナ騒動」で、暗い雰囲気に包まれていましたが、今日は久々に明るい夢物語を紹介出来ました。

現代の若者には想像出来ないでしょうが、皆さんの両親や祖父母の時代には、こんな夢物語が存在していたのです。

人間は、長生きすると様々な出来事に出会います。健康に気を配り、日本人は益々長寿の国へ突進しましょう~、と。

 

歌のクイズ問題のコツは?

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、日本人の一般常識を基本に創られていました。

日本人ならば誰でも知っている常識、これを知らないとなれば周囲から「バカ者」扱いされてしまうので大変です。

とは言え、中には常識の「盲点も有り」挑戦者は油断禁物,火がボウボウで緊張する事でしょう。

第4回のソルトレイクシティで、常識の盲点とも言える問題が有りました。

問・お馴染みの民謡「木曽節」に使われる合いの手 ”ヨイヨイ”と、あと一つは?

答・ナンジャラホイ

解説 ♬木曽のナー中乗りさん、木曽の御嶽山はナンジャラホイ夏でも寒いヨイヨイヨイ♬、お馴染みの民謡です。

この歌を瞬時に思い出せれば、誰でも知っている常識ですが、でも、民謡の歌詞が瞬間に頭に浮かぶのは至難の技でしょうね。

一見すると易しい問題も、出題の方法では難解に思える事もあり我々はそうした「盲点」的なクイズも創っていました。

日本中の大学に出来た「クイズ研究会」では、こうした問題の時には先ず早押しで回答権を得る事。

次に落ち着いて、頭の中で歌詞を思い出しながら「答える」という練習をしていた、と我々に教えてくれた挑戦者がいました。

当時のクイズ研は、我々スタッフにとって油断の出来ないライバル的存在だったのです。

とは言え、クイズ番組を盛り上げる存在として、大切な仲間だったとも言えます。

昔の話とは言え、クイズ好きの皆さんにとっては「視聴者参加のクイズ番組」の良い時代でした。

本日の裏話は、誰でも知っている「民謡」の歌詞を問うクイズ問題から、ウルトラクイズの良い時代の思い出でした。

知識を競うクイズは、人間の楽しい遊びです。従って現代もクイズに名を借りた番組が各テレビ局に存在します。

解答者はクイズに強い有名人だったり、お笑い芸人などがほとんどで視聴者参加番組が少ないのが残念です。

テレビ朝日の日曜日、「アタック二五」が長寿番組で検討中ですが、この先も長寿の記録を伸ばして下さい。

ウルトラ・クイズが放送されていた時代のライバルでしたが、昔のクイズ仲間として応援していま~す。ガンバレ!