オリーブの葉の意味は?

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、日本人の一般常識を基本に創られていました。

日本人に限らず、世界の常識も知識として備えていれば、クイズで勝ち抜いていく可能性が高くなります。

世界の常識となると幅が広いですが、でも日本の義務教育では「世界史」も有りますので安心して良いでしょうね。

第3回のニューヨーク決勝戦で、世界の常識を問う問題が出されていました。

問・国際連合の旗、地球を何の葉で囲んでいる?

答・オリーブ

解説 一九四七年一〇月に制定されました。青地に白抜きで地球と、それを囲む平和の象徴オリーブの枝が描かれています。

 

 

 

 

オリーブは「平和の象徴」と言われるだけに、オリンピックの勝者の冠や、スポーツ関連のデザインに多用されていますね。

オリーブの果実は油分を多く含み、主要な食用油の一つオリーブ・オイルの原料です。

古代から原産地が、西洋文明の発祥区域であった地中海沿岸だったので、旧約聖書など文化的記録が残されています。

比較的乾燥に強いことからスペインイタリアなどの地中海地域で広く栽培されています。

日本では、小豆島が早くから栽培をはじめ郷土の「名産品」として有名ですね。

 

 

 

 

日本古来の食用油としては、「菜種油」と「胡麻油」などが知られていました。

オリーブ・オイルは「サラダ用」。菜種油は「天ぷら用」など好みによって使い分けされていますが、別に決まりは有りません。

本日の裏話は、国際連合の旗のクイズ問題から、オリーブに関する歴史を少々覗いて見ました。

間もなくオリンピックが始まります。優勝者にはオリーブの葉の冠が頭に載せられます。

この光景、日本人が何人経験するのでしょうか?

二年前から「コロナ騒動」で暗かった世の中ですが、思い切り喜べる明るいニュースが待ち遠しいですね~。

 

イギリス国王室のお話

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、日本人の一般常識を基本に創られていました。

クイズは知識を競うゲームなので、世界の常識も備えた方が有利なのは当然の事です。

第9回は、アメリカを離れてイギリス、フランスまで足を伸ばし決勝戦はパリで行われた特別の回でした。

イギリスのロンドンで行われた、ご当地問題をご紹介しましょう。現代と共通する問題が出されています。

問・周囲の反対を押し切り、アメリカ生まれのシンプソン夫人と結婚、イギリス国王の座を捨てたのは誰?

答・エドワード八世(ウインザー公)

解説 シンプソン夫人に結婚歴があったため、保守党などに反対され王位を捨て国外に退去しました。

 

 

 

 

そう言えば、現代のチャールズ皇太子も同じような経緯で、結婚歴のあるカミラ夫人と結ばれています。

世紀の美女と噂されたダイアナ嬢と結婚。世界中の男達から垂涎の目で見られながら、カミラ夫人と恋仲になりました。

ダイアナ妃と離婚後、カミラ夫人と結婚し皇太子の地位はそのまま現代に至っています。

一方の、ダイアナ妃はパパラッチに追いかけ回され、パリで交通事故になり亡くなっています。

この事故に関しては、さまざまな憶測が有りましたが、真相は闇の中と言えるでしょう。

チャールズは皇太子としては世界一の年長者(七二歳)で、彼の次男もアメリカ人の女性と結婚しアメリカに移住しました。

このニュースは現在も注目を集め、歴史は繰り返すの言葉通りになっています。

本日の裏話は、ロンドンのご当地問題として、イギリス王室に関わる今昔の問題を覗いて見ました。

処で、我々ウルトラクイズでは第八回にバハマを訪れた事が有ります。

その時のロケハンで、食事に入ったレストランが何とウインザー公の元別荘だった屋敷でした。

アメリカへ移住した元イギリス国王の別荘だけに、英国風の高級感あふれる印象が懐かしく思い出されます。

結論としてアメリカ横断ウルトラ・クイズは、視聴者もスタッフも共に楽しんだ良き時代の夢の産物でした。

夢よもう一度と行きたいところですが、時間は巻き戻せないのが自然の法則です。心境としてはああ無情!ですね~、シュン。

 

 

 

 

自然界の生物、不思議な関係とは?

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、日本人の一般常識を基本に創られていました。

一般常識は、小中学校の義務教育で習うので普通の人は知っている知識です。

クイズの難易度で分けると「易しい」に入るので、挑戦者は競って早押しボタンを押すのが通常でした。

とは言え、記憶違いという事もあるのでその辺が勝負の分かれ道と言えるでしょう。

第7回のナイアガラで出された問題を見ましょう。

問・アリとアリマキ、ヤドカリとイソギンチャク、これらの関係は生物的には何?

答・共生

解説 別種の生物が一緒に生息し互いに利益を得て、共同生活を営むと考えられる状態をこの様に呼びます。

例えば、海の生物では共生関係の生物が多く、有名なところではクマノミとイソギンチャクが知られています。

 

 

 

 

イソギンチャクの触手には、異物に触れると毒針を発射する「刺胞」という細胞が無数にあり、魚などを麻痺させて捕食します。

ところがクマノミの体表には特殊な粘液が分泌され、イソギンチャクの刺胞は反応しないのです。

このためクマノミは大型イソギンチャクの周囲を棲みかにして外敵から身を守ることができます。

一方、イソギンチャクがこの関係からどの様な利益を得ているかはっきりせず、この関係は片利共生といわれています。

生物が自然界で生き抜くためには、それぞれの特色の中で都合の良い体になっている不思議な現象と言えます。

この不思議を面白いと思えば、更に詳しく知りたい探求心が起こり勉強が好きになる、という図式です。

クイズ好きの皆さんは、多分「勉強が好き」なのでしょう。知識が増えるのは面白いですからねえ。

本日の裏話は、自然界の生物の不思議な現象の問題から「共生」の多少詳しい情報をご紹介しました。

我々人間も「共生」の精神で、自然界と共に生きたいものです。それには、空気や海の汚染を防がなければなりません。

科学の発展は人間の生活を楽にしました。でも一方人類の将来に不安を抱かせているようです。

偉そうな話に進んでしまい年寄りの戯言でしたね~、ゴメン!

 

秋の習慣は十五夜ですね

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、日本人の一般常識を基本に創られていました。

一般常識は誰でも知っている知識です。だから忘れていない限り正解出来るはずです。

難易度のクラスで言えば、易しい問題と言われるもので、クイズ開始の冒頭の部分で出される事がほとんどでした。

理由は、挑戦者が競って早押しボタンを押すので、番組の勢いが付くからでした。

第6回のバーストウで出された問題を見てみましょう。

問・ことわざで「幽霊の正体見たり枯れ尾花」、さて、枯れ尾花とは何のこと?

答・すすき

解説 高さは1から2m。夏から秋にかけての先端に長さ20から30cm程度の十数本に分かれた花穂をつけます。

花穂は穂全体が白っぽくなり、風によって飛び、日本には全国に分布、日当たりの良い山野に生息しています。

関東地方では、神奈川県箱根の「仙石原」が有名で、毎年秋になると観光客が押し寄せます。

 

 

 

 

ススキの事は、江戸時代に別名「枯れ尾花」と呼ぶようになり「幽霊の正体見たり枯れ尾花」の諺が出来ました。

誰でも幽霊には興味があるのに、実際には「怖く会いたくない」人々の心情が理解出来る諺といえますね。

また、ススキは「萩」と並んで秋を象徴する植物です。従って「十五夜」には、団子や果物と並んで飾るのが風習でした。

この習慣は昭和の三〇年代までで、最近は「十五夜」も忘れられた風習の一つになっています。

欧米の風習「クリスマス」「ハロウィン」「バレンタイン・デー」などが、若者の風習になり根付いています。

風習が国際化されるのは結構、でも一方で日本の風習が忘れられるのは、寂しい限りです。

本日の裏話は「枯れ尾花」とは? のクイズ問題からススキに関する多少詳しいお話でした。

結論は、日本の楽しい風習だった「十五夜のお月見」、忘れて欲しくないなあ、との年寄りの願いでした。

えっ? 「でも、スーパー・ムーンが有った」確かに有りましたねえ。でも、次のチャンスはだいぶ先で観られそうも無いな~。

 

女子マラソンの先駆者は?

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、日本人の一般常識を基本に創られていました。

一般常識は、誰でも知っている知識ですが、でも中には専門的な分野の問題も含まれていました。

とは言え、専門家に限らず一般人でも知識欲が旺盛な方なら、多分答えられる程度の難易度の問題が出されていたのです。

第4回のニューヨーク決勝戦で、出された問題をご紹介しましょう。この回は珍しく女性二人の戦いでした。

問・ジョギング人口、マラソン人口は年を追って増えていますが女性ランナー急増の切っ掛けを作った小柄な日系女性で、ボストン・マラソンの優勝者とは誰のこと?

答・美智子・ゴーマン

解説 昭和11年中国の青島(チンタオ)生まれ。9歳から28歳まで東京や南会津で暮らしていました。

本名は諏訪美智子さん、昭和39年にアメリカのへ渡り結婚し日系アメリカ人となりました。

 

 

 

 

 

33歳からジョギングをはじめ、49年にボストン-マラソンで優勝。51年ニューヨーク-シティー-マラソンで優勝。

52年にはボストン、ニューヨークともに制覇し日本の女子マラソンに大きな刺激をあたえたのです。

彼女は2,015年に八十歳で逝去していますが、女子マラソンの先駆者として記憶に残るマラソン・ランナーと言えます。

但し、オリンピックでのメダル経験がないので、オリンピック関連の情報では名前が出ないのが残念ですね。

とは言え、現在マラソンに出場している女性ランナーに取っては忘れられない目標の選手と言えるでしょう。

本日の裏話は、女性マラソン選手の先駆者に関するクイズ問題から、忘れられそうなゴーマン美智子さんのお話でした。

それにしても、三十三歳からジョギングをはじめ、世界的な記録を残したのは、強い日本女性の鏡と言えますね。

日本の男性諸氏は、揃って彼女に脱帽~と言えます、ハイ。