クイズ問題の基本パターン 同類の名前当て

アメリカ横断ウルトラクイズで、毎年クイズ問題を作っていると、問題として作り易い基本パターンが幾つか出てきます。

その様な中で、同種の物をいくつか並べ、「それは何?」 という設問方法があります。

この手の設問は動物、植物、鉱物、どの分野でも共通で、更に細かく分けるならば「植物」でも、野菜、果物、花、樹木、野草など更に細分化出来るので、問題作者にとっては宝庫とも言えるでしょう。

但し、問題の前振りの文章で、何か新しい発見なり、興味を惹く情報が無いと採用は難しくなります。

例えば、初期の頃の第3回のワシントン準決勝で次のような問題がありました。

長十郎と言えばナシ。では、次郎と言ったら?

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クイズ問題の詰まった昔話

アメリカ横断ウルトラクイズで、数多くクイズ問題を作った経験からすると、親の教育で得た知識はクイズ問題の宝庫とも言えます。

親が子供に伝える参考文献には色々な書物がありますが、代表的なものを上げるなら「日本昔話」「イソップ物語」「グリム童話」「ギリシャ神話」、など幼児期に親から読んでもらった知識が、自然に身について基礎知識が増えて行きます。

上記のような参考文献は、クイズのためにわざわざ購入して勉強する人は少ないでしょうね。

でも、幼児期に記憶した事は、しっかりと脳に記憶されるらしく、おぼろげながら覚えている物です。

特にこれらの本は人間のマナー、生き方、正しい判断、と言った事を物語の中で教えている場合が多く、親は子供の情操教育を兼ねて読んで聞かせています。

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ノーベル賞関連の問題

アメリカ横断ウルトラクイズのクイズ問題で、数多く出題された分野にノーベル賞があります。

ノーベル賞

ご存知のようにノーベル賞は世界で最も権威のある「賞」であり、この受賞を目指している研究者も世界中には数多くいる筈です。

となればクイズ問題の素材として、これほど注目する分野はありません。

先ずは学校で習ったノーベル賞の成り立ちについておさらいしておきましょう。スウェーデンの発明家であり、実業家のアルフレッド・ノーベルが私財を投じて設立した財団が、彼の遺産の利子を毎年

「人類のために貢献した人々に分配せよ」

との遺言を残して、設立された賞です。

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