年齢制限

アメリカ横断ウルトラクイズでは、法律に関わる問題も時々作られていました。

法律の文章は一般的にややこしくて理解しがたい、という印象がありますが、よくよく読んで見ると面白い法律を発見する事があります。

クイズ問題の作家達は、別に法律に詳しい訳では有りませんが、六法全書などを、ぺらぺらめくっている時に偶然発見する場合があるようです。

或は、自分で発想した事実を法律的にはどうなっているのかな?

と調べて出来上がった問題かもしれません。

法律に関わる2つの意外性のある問題が、第11回のグアムの○×泥んこクイズで出題されています。

子供でも試験に受かれば弁護士になれる。○か×か?

child-lawyer

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漢方薬だった花

アメリカ横断ウルトラクイズの問題の中には、知って驚く雑学の知識が結構含まれていました。

世の中には「雑学辞典」「雑学百科」のような本が溢れていましたが、我々の問題はその様な中からの引用は許されません。

理由は、そうした雑学にはいい加減な作り話が多いのと、挑戦者はその様な資料で勉強しているので、新鮮味が無いからです。

私はいつも問題制作者に「雑学辞典」禁止という話をしていたので、自分で発見した雑学を推奨していました。

この様な問題は、何かの資料を調べている時に偶然発見する事が多いようです。

クイズ作者が発見したものならば、世の中の多くの人にとっては新鮮な驚きになる事が多いのです。

その様な問題が視聴者の皆さんにとっては「面白い!」と喜ばれる問題になっていました。

第15回のドミニカで、次のような問題が出されています。

アサガオは奈良時代に中国から薬用として伝わったもの。では、何の薬だった?

朝顔

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世界の火薬庫、クリミヤ半島

アメリカ横断ウルトラクイズの問題を思い起こすと、現在の社会状況に共通する事が時々起ります。

現在、ウクライナ危機と呼ばれて、世界の注目を集めているクリミア半島は、昔から戦争の多発地帯でした。

ですからクイズ問題の宝庫とも言えます。

1853年、当時衰退したトルコを食い物にしようと、ロシアが進出して来ました。

この侵略を嫌ったイギリスとフランスが立ち上がって戦いになったのが「クリミア戦争」でした。

どうやら、現在のウクライナ危機にとても似た状況ですね。

現在はアメリカやEU諸国がロシアの動きを牽制していますが、当時この戦争で一躍有名になった偉人がいました。

「白衣の天使」として、教科書にも登場してくるナイチンゲールの活躍でした。

第15回のロスアンゼルスで、次のような問題が出されています。

「白衣の天使」ナイチンゲールが、自ら志願して従軍したのは何戦争?

ナイチンゲール

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常識の盲点

アメリカ横断ウルトラクイズでクイズ問題を作っていると、クイズ作者にアドバイスを与える事があります。

その一つに「常識の盲点を突く」という話を良くしました。

誰もが思い込んでいる常識を、そのままクイズ問題にしても、「へー!」と誰も感心してくれません。

「そうだったの!」

と答えを聞いた人が、一つ知識を増やすような問題が喜ばれる問題だ、という事を常々話していました。

言うは易しで、実際にその様な事象を見つけるのは並大抵ではありません。

例えば、誰でも知っている物語でも、勘違いして覚えている事が良くあります。

日本人なら、誰でも知っている「浦島太郎の物語」でも、助けたカメに連れられて、竜宮城へ行ったのは知っていますが、ここで楽しく遊んで帰ってみれば、永い年月が経っていたのは歌で知っています。

うらしまたろう

でも、実際に何年間が過ぎていたのか、その辺を調べて見ると面白い問題になります。

この様な視点で作られた問題が第8回のフェニックスで出題されています。

「アラジンと魔法のランプ」に出て来るアラジンは、何処の国の人?

アラジンと魔法のランプ

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