アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題の中には、知って得する、或いは面白い知識が沢山ありました。
クイズ問題の分類の中で、スポーツという枠があり、スポーツ関連の問題が数多く揃えられていました。
スポーツ好きの人なら常識となっていても、一般には知られていないスポーツ関連の用語があります。
中には、スポーツから生まれた言葉なのに、スポーツ以外でも良く使われる言葉が在り、クイズ問題には恰好の題材となります。
第5回のテオティワカンで、次のような問題がありました。
問・サッカーの試合が終わるとゲームセット。では、ラグビーの試合の終わりは?
答・ノーサイド
解説 スポーツの終わりは、ゲームの終了なのでゲームセットで良いように思われます。
でも、ラグビーは特別に「ノーサイド」という言葉で試合終了を告げます。
この意味は、ラグビーは紳士のスポーツなので、戦いの後は、敵味方の区別なく互いの健闘を称え合おう、という精神から生まれた言葉なのだそうです。
例えば、選挙の終わった後は「ノーサイドで政治をやって行こう」と言う風に使われていますね。
これは、スポーツマンシップの代表的な精神で、政治家の皆さんには是非とも実行して欲しい言葉です。
国会も地方議会も、党派の足の引き合いばかりが目立つようでは、有権者のためになりません。
選挙で敵側の陣営を誹謗、中傷、攻撃する事は選挙戦の常套手段かも知れません。
でも、選挙が終わった後も、その気分を引きずっているのが有権者に解ってしまうようでは困ります。
選挙に限らず、争いの後には「ノーサイドで行う!」って、実に便利な言葉です。
一般社会でも多用したいですねえ。平和のために。