アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、人々の記憶に残る知識を探し問題にしていました。
そんな中で、世の中に「在りそうで無さそう」という迷える問題を歓迎していました。
さて「どっち?」と迷ってオロオロする、この状況が視聴者にとっては楽しい光景なのですね。
でも、全く出鱈目な問題では、迷う事がないのでは面白い問題とはなりません。
在りそうで無さそう、このさじ加減が楽しい問題の分かれ道なのです。
第15回の東京ドームで、次のような問題が出され、多くの挑戦者が右往左往していました。
問・インド洋には、「カレイ」の種類で「インドカレイ」という魚がいる。
答・×
解説 この問題は実際に居ても面白いし、居なくても笑えるとの理由で採用されていました。
インド洋にもカレイの種類の魚はいますが、それはテンジュクガレイと呼ばれています。
インドは日本や中国では天竺(てんじく)との古称で呼んでいたので、魚にもこの名が付けられたのでしょう。
また、辛い食べ物に「インド・カレー」の名が付いているので、混乱を招くかもしれませんね。
クイズは知識を競うゲームなので、問題も知って得する、或は面白い等、楽しめる要素を盛り込むことに我々は四苦八苦していたのです。