名言、格言、誰の言葉?

 

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題の中には、世の中で知られた名言、格言など言葉に関する知識を問う問題が多数ありました。

言葉は知っているけれど、誰が発した言葉なのかを知る事で、その意味に重みを感じる場合があります。

「流石に良い言葉を残すものだ」と、人々の人生の糧になるのが、格言の意味なのかも知れません。

第14回の東京ドーム、第1次予選で次のような問題が出題されていました。

問・「豚に真珠」とはイエス・キリストの残した教えである。〇か✖か?

答・〇

解説 価値の解らないものには、貴重なものも意味がない、この言葉の意味は誰でも知っているでしょうね。

同義語では、「猫に小判」「馬の耳に念仏」などが有りますが、まさか「豚に真珠」がキリスト様の教えなのはクリスチャンでもご存知ないかも知れません。

「豚に真珠」の画像検索結果

実は「新約聖書」マタイ福音書の第7章にしっかりと記録されている教えなのですね。

歴史に残る偉人は、後世に有名な格言や、辞世の句を残していますが、こうした言葉を自分の「座右の銘」にしている方もいます。

折角知り得た知識だから、自分のものにしてしまおう、このちゃっかり精神は学ぶべきでしょう。

何気ない言葉の出所を調べる知識欲、これが知識の蓄積となり、やがてクイズ王への道になるようです。

日本の縁起物を知ろう

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題には、日本人として知って置きたい知識が出題されていました。

お正月は、何かと縁起の良い話を聞くものですが、知っているようで知らない常識も結構あります。

若い人は「縁起担ぎなどは古臭い」と敬遠する傾向がありますが、これは今に始まった事ではありません。

昔から、年寄りの話や、古い風習や縁起というものを避けるのが、若者の特権でした。

とは言え、正月くらい日本の古い風習を思い出すのも良い機会と考え、取り上げて見ました。

日本の目出度い縁起物に関するクイズ問題が、第7回のロスアンゼルスで出されていました。

問・子宝に恵まれるようにという意味の、結納品の縁起物は何?

答・子生婦(こんぶ)

解説 子供を生む女性で、こんぶと読ませるのも日本人らしい当て字で、昔の人の心使いが感じられます。

ついでながら、結納品の七品目を知るのも、日本人としての知識なのでご紹介しましょう。

1、カツオ節(雄々しい男性を現す)2、長熨斗あわび(長生き不老の象徴)3、家内喜多留(やなぎたる)家内の幸福。4、寿留女(するめ)非常食。5、友志良賀(ともしらが)仲睦まじく白髪になるまで。6、末広・純白の扇子(未来の発展)7、子生婦。

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何れも、新婚家庭に幸せな未来が開けるように、縁起を担いだ品々です。

結婚に際して、結納の習慣も日本ならではの古い仕来たりで、最近では省略するカップルも多いと聞きます。

しかし、昔から伝わる日本人の風習なので、知識としては残して置きたいものですね。

今日は正月なので、日本の縁起物に関する問題を振り返って見ました。

酉年の始まりです

謹賀新年! 平成も歳を重ね29年になりました。

アメリカ横断ウルトラ・クイズは、1977年の10月に誕生した番組ですから、その年に生まれた赤ちゃんが今年で40歳に成長されました。

さて、昨年は5月にオバマ大統領が、現職のアメリカ大統領として初めて広島を訪問、話題になりました。

この返礼として、12月の末に安倍総理大臣が日本の総理大臣として初めて、真珠湾を訪問しオバマ大統領と共に献花をしています。

日本の真珠湾攻撃、広島の原爆投下、昨年は日米両国民にとって忘れられない出来事の、総括をする動きが実現しました。

今年は日米の関係で、新しい動きが始まる年になるかも知れませんね。

処で、第2次世界大戦の切っ掛けとなった真珠湾攻撃に関する問題が、第1回のニューヨークの決勝戦で出されていました。

40年前の決勝戦で出された問題とは?

アメリカでは真珠湾攻撃の日を「パールハーバー・デー」というが、それは何月何日?

答・12月7日(昭和16年)

解説 今から76年前の12月7日、日本海軍の攻撃機がハワイの真珠湾を攻撃、日米戦争が始まったのです。

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アメリカ人は真珠湾を忘れるな! を合言葉に日本との戦争が勃発。日本は破れ、76年の歳月が流れました。

昨年は、両国のトップ同士が恨みの現地を互いに訪問し合い、献花するという動きがありました。

謝罪ではなく、「慰霊である。献花である」など言葉に神経は使っているものの、現地では互いに歓迎ムードが高まっていましたね。

アメリカ横断ウルトラ・クイズはアメリカ大好き人間が制作し、それに賛同した皆さんが楽しんだ番組でした。

となると、アメリカと日本が仲良くなってくれる動きには大賛成です。

今年はトランプ大統領に代わり、アメリカがどのように変化するのでしょう?

正に目が離せない年の始まりです。