アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題を振り返ると日本の季節に関連する問題が時々出題されていました。
日本は四季折々、景色が移り変わり、それぞれの風情を楽しむ習慣が根付いていました。
今頃の季節、晩秋に関する問題が第6回のダラスで出されていました。
問・「きぬかつぎ」とは、皮のまま何をゆでたもの?
答・里芋
解説 俳句では、里芋は秋の季語ですね。平安時代からお月見の供え物として、飾る習慣がありました。
皮付きの小形の里芋を蒸し、先端に包丁を入れ、皮を押し出すように一口で食べるのが一般的です。
「きぬかつぎ」の名前に関しては、次のような俗説が伝わっています。
平安時代の貴婦人が外出の時、顔を隠すため絹の布を頭からかぶる習慣があり、その姿から付けられた。
イメージは、上品な酒の摘みと言ったところですね。今後は見直しながら、上品に食しましょう。
庶民の食生活にも、改めて探ってみると、目新しい薀蓄があるものなのですね。
クイズ好きの皆さんは、こうした雑学を少しづつ積み重ねて知識の幅を増やしているのです。今からどうぞ…。