アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題を振り返って見ると、懐かしい言葉に出会い、その意味を知る事が出来ます。
第8回の後楽園球場で、次のような問題がありました。
問・国鉄のフルムーンパス、2人合わせて88歳以上の夫婦が対象だが、夫七〇歳、妻一八歳でも利用できる。〇か✖か?
答・〇
解説 フルムーンは旧国鉄時代に、日本各地の良い処を紹介する目的で計画された、日本再発見の旅が目的でした。
どうせ旅をするなら、年老いた両親への贈り物が最適だとの企画で、この宣伝に昭和の大スター上原謙、高峰三枝子が夫婦役で温泉に入るCMが大ヒット。
これによって、フルムーンの言葉が全国的に浸透したのです。
両親への贈り物で2人合わせて八十八歳以上、となると十八歳の母親は不自然だと考える人。否・決まりは合計の年齢と思う人の両者に分かれます。
結果は夫婦であれば、年齢の組み合わせに制限はありません。
この規則はJRになってからも引き継がれ、現代では日本各地を回る豪華列車などの企画が多数あります。
親孝行をしたい方は、両親の結婚記念日、退職記念、誕生日など理由は幾らでも考えられます。
「親孝行したい時には親はなし」の諺があります。両親が元気なうちに思いついたら実行に移しましょう。
本日は一問のクイズ問題から、全国の親に成り代わり「親孝行への提案」をいたしました。