諺の真の意味を理解しよう

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題には、諺に関する問題が時々出されていました。

諺の語源、真の意味などを問うことが多く、意味をシッカリ理解していれば正解になる問題でした。

第7回のグアム、○×泥んこクイズで、次の問題がありました。

問・爪を隠す鷹はいない。〇か✖か?

正解 〇

解説 能ある鷹は爪を隠す、誰でも知っている有名な諺ですが、本物の鷹はどうなのでしょうか?

鷹の生態を見た人達が考えたのなら、間違いなく罰を選ぶでしょうね。

しかし、この諺は人間に例えて作られた言葉で、実際の鷹は猫のように爪を隠す事が出来ません。

人間の場合、才能や実力がある人がそれを自慢に偉そうに振舞ってはいけませんよ、との戒めの諺です。

鷹は獲物を捕獲するイザという時に備え,、普段は爪を見せないように、頭を使って爪を隠している習性があるそうです。

実力のある人間が、その力を自慢して吹聴するようでは、鷹にも劣る行為、馬鹿なヤツ!と軽蔑されてしまいます。

同類の諺がありましたね。

実るほど、こうべを垂れる稲穂かな。

人間も、学問や徳が深まるにつれ謙虚になります。このような人は周囲に尊敬されるでしょう。

逆に、小人物ほど周囲に尊大に振舞い、反感を買ってしまうのです。自慢高慢馬鹿のうち、とも言いますね。

才能や実力があっても、尊敬されるか、或は馬鹿にされるか、心の持ち方で分かれてしまいます。

本日の裏話はクイズ問題の中から、諺の真の意味を理解して欲しいという心の持ち方のご紹介でした。

地名の由来を探す

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題を振り返ると、意外性を問う設問が時々出て来ます。

そんなの常識だろう? と思える事柄の反対を正解に求める形式で、挑戦者が混乱する事を目的に作られています。

その典型的な問題が、第10回のグアム、突撃〇×泥んこクイズで出されていました。

問・桜島に桜の木はない。〇か✖か?

答・×

解説 桜島には自然に育った桜の木が数十本有ります。鹿児島側から見て、桜が美しいので島の名前になったとの説があります。

一方、このはなさくや姫との女神を祀っていた名残りとの説も有り、共に定かではないとの事でした。

何れにしても、桜島には毎年桜の花が満開となり、人々の目を楽しませています。

鹿児島県又は近県の人なら、毎年春に桜島の桜を眺めた経験もあるでしょうし、迷う事は無かったでしょう。

地名に関するクイズ問題は、地元の皆さんに取っては常識でも、他県では未知の知識です。

でもクイズに強い人は、その辺の情報にも目を向け、幅広い知識を蓄積しているようです。

本日の裏話は地名に由来する、常識の裏を狙った問題のご紹介でした。桜島だもの、桜があるのは当然! 御尤もです。