アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、旬の話題を重要視していたので、当時のニュースから造らた問題が多くありました。
第15回のヨークタウンで行われた準決勝でも、その時代に話題になったニュース・ネタの問題でした。
今から30年も前の話題ですから、現代の人には難問に思えるかも知れませんがお考えください。
問・平成2年に目的を達成! 日本からの海外旅行者を、年間1000万人にした運輸省の計画と言えば何?
答・海外旅行倍増計画(テン・ミリオン計画)
解説 1,987年、当時問題になっていた貿易収支の黒字を減らし、国際交流を増やして国際的な感覚を養う目的で作成されました。
要するに、当時の日本人は島国育ちだけに、国際的な感覚が遅れているとお役人さんは思っていたのでしょうね。
お国の方針であり、景気も良かったという時代だけに「それ行け海外旅行!」とばかりブームになり年間1,000万人を達成。
この勢いは、昨年まで右肩上がりで続きました。中には一年に二度三度も出かけるリッチな人もいてバブル状態でした。
今年はコロナ騒動のお蔭で、海外旅行など遠い昔の夢のような話になってしまいました。
「一寸先は闇」という言葉がありますが、我が国だけでなく世界中がコロナのお蔭で歴史上初とも言える災難に遇っています。
この100年近くは、人類の叡知で想像も出来ないほどの文明社会に発展して来ました。
その中でも、コンピューターによる文明の進化には目を見張るものがありました。
世界中に暗雲が立ち込める中で、先月我が国に一条の光が差し込んで来ました。スーパー・コンピユーター(富岳)の快挙です。
理研と富士通が共同開発した「富岳」が計算能力において、2位に大差を付けて世界一に輝いたのです。
今まで、コンピユーター先進国と言われたアメリカや中国を抜き去っての事でした。
コロナ関連では、既存の薬剤がコロナ・ウイルスにどのような影響を与えるかを計算式で割り出すのだそうです。
上手く行けば、来年春頃までに予防ワクチンや薬剤の開発も夢では無いとのニュースがありました。
本日の裏話は、日本人の海外旅行を促進する計画についてのクイズ問題から、今年の不景気の話へ。
更にはスーパー・コンピューター(富岳)の明るい希望となりました。「早く来い来い、新薬開発の日」
コロナ騒動が終わる日は、何時になるのでしょうか? 世界一のスーパー・コンピューター様お答えくださーい、お願いで~す。